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    <title>数に非《あら》ざるもの</title>
    <link>https://NaN.kashi-hondana.com</link>
    <description>数に非《あら》ざるもの・小説更新情報</description>
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    <copyright>Copyright ©2026 月ノ瀬　静流.</copyright>
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    <item>
      <title>６．絹布の織りなす道－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41623</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「……え？　今、なんて……？」
　青灰色の瞳を瞬《しばた》かせ、女王は聞き返した。
「『この私と、手を組みませんか？』と申し上げました。『あなたの思いと私の願いには、通じるものがあると思いますよ』――と」
　誘《いざな》うように女王の顔を覗き込み、ハオリュウは穏やかな口調で続ける。
「陛下は『最後の王』となり、いずれは、ただの一市民としてリュイセンさんと添い遂げたいのでしょう？」
「え……、ええ……」
「そのとき、今の身分制度を継続するおつもりですか？　王政を廃したあとの政《まつりごと》は、王族《フェイラ》や貴族《シャトーア》といった特権階級からなる議会に委ねるのでしょうか？」
「え……っと……？」
「違いますよね？　王がいないのに王族《フェイラ》など可笑《おか》しいですし、王の臣下である貴族《シャトーア》もまた然《しか》り。身分制度は廃止すべきでしょう」
「あ…………」
　不可思議な笑み...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>２．天を仰ぎしもの－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41633</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　法廷が、恐怖に染まった。
　上階と下階は階段で繋がれてはいるものの、儀礼的なものであり、実際の上り下りに使われることはないために急な作りになっている。
　垂直に近い傾斜の段は、女王陛下《アイリー》の玉体《からだ》に触れることなく……。彼女は、真っ逆さまに落ちていく。
　誰もが『その瞬間』を覚悟したとき――。
「アイリー！」
　ルイフォンの隣で、鬼気迫る絶叫が轟いた。
　次の瞬間、ルイフォンの目には、リュイセンを拘束していた近衛隊員たちが弾け飛んだように見えた。
　漆黒の影が疾《はし》る。
　神速の風が巻き起こる。
　床に押さえつけられたままのルイフォンの視線の先で、リュイセンが全速力で階段に向かいながら、ボタンを引きちぎるようにして上着を脱いだ。
　――そうか！
　ルイフォンが、はっと顔色を変えたのと、身を低く構えたリュイセンが、上着を大きく広げたのは、ほぼ同時。
　そして。

　一瞬あ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>２．天を仰ぎしもの－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41632</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「近衛隊！　メイシア嬢を拘束なさい。鷹刀ルイフォンと、鷹刀リュイセンも共犯です。捕らえて投獄せよ！」
　ルイフォンの目線より、遥か高く。
　彼のいる、すり鉢状の底から伸びた階段を上がり、最上段を踏み越えたその先の席から、摂政カイウォルが高らかに命じる。

　藤咲家の姉弟が共謀して、父親の殺害を計画し、その犯行に鷹刀一族が手を貸した。
　これが、この裁判の判決――。

　背後に控えていた三人の近衛隊員たちが、ルイフォンたちに近づいてきた。
「摂政殿下のお言葉を聞いただろう。さあ、立つんだ」
　顎をしゃくり、威圧的に言い放つ。
　険しい眼光は、リュイセンへの牽制だろう。一騎当千の猛者と名高い、鷹刀一族の次期総帥が暴れ出すのを恐れているのだ。
　彼らは周囲に手振りをして、法廷内の各所に配置されていた近衛隊員たちを呼ぶ。あっという間に十人ほどが駆けつけ、手荒な真似も辞さないとばかりに、ルイフォンと...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>１．地に伏せしもの－３ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41631</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　法廷は、ざわめきで満たされていた。
　メイシアの胸中を思い、ルイフォンは眉を寄せる。
　彼女の顔色は、決して良くはなかったが、この裁判で藤咲家が悪く言われるのは覚悟の上、と腹を括《くく》っていたからだろう。しかと前を見据えていた。
　ルイフォンの目線に気づくと、戦乙女の顔で薄紅の唇を上げる。
　さすが、最愛のメイシア。心が強い。
　肩を抱き寄せ、黒絹の髪をくしゃりと撫で上げたい衝動に駆られるが、懸命に堪《こら》えて自重する。
　むしろ、落ち着きがないのは、反対側の隣に座るリュイセンで、『耐え難い屈辱だ』とばかりに渋面を作り、いらいらと膝を揺らしていた。駆け引きが苦手な兄貴分にとっては、黙って聞いているだけでも苦痛なのだろう。気持ちは分かるので、そのくらいは大目に見るとする。
　そのとき――。
「静粛に」
　この法廷の最も高い席から、摂政の声が落とされた。
　マイクを通し、そこかしこに設《...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>１．地に伏せしもの－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41630</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　評議に参加する王族《フェイラ》や貴族《シャトーア》は二階の席で、メイシアの座る証人席は一階の席。
　だからなのだろう。玄関ホールを抜けたあたりで、好奇の視線はすぅっと消えていった。法廷に入れば、また晒し者になるのであろうが、ルイフォンは、ひとまず安堵する。
　一階の廊下は、王宮勤めの者たちが礼儀正しく行き来していた。
　すれ違うたび、こちらに向かって軽い会釈がなされるのは、如何《いか》にも貴族《シャトーア》然としたメイシアを、近衛隊が案内しているためか。
　これはこれで、なんとも、こそばゆい。何しろ、ルイフォンは凶賊《ダリジィン》出身の平民《バイスア》の未成年《ガキ》で、相手は皆、ずっと年長《おとな》。それも、おそらく、そこそこの家の出の高級官吏《エリート》なのだから。
　とはいえ、上流階級《メイシアの世界》を覗けたという意味では、貴重な体験かもしれない――などと考えているあたり、余裕綽...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>１．地に伏せしもの－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41629</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　ハオリュウの裁判の当日――。

　威容を誇る白亜の王宮に、ルイフォンは、ごくりと唾を飲む。
　ひと月ほど前、ヤンイェンに会うため、『仕立て屋の助手』としてユイランと共に訪れたときには、通用口から中に入った。しかし、今回は貴族《シャトーア》のメイシアの同行者であるため、目の前にそびえるのは、荘厳な雰囲気の漂う正門である。
　門から正面玄関までは、ずらりと並んだ近衛隊員たちで埋め尽くされており、時折、官吏たちの行き来する姿も見える。
　そして、これから行われる裁判の評議に参加するためだろう。
　如何《いか》にも上等な服で身を包んだ、上流階級の人間と思しき者たちが、次々に王宮内へと向かっていた。
　爽やかな日和にも関わらず、不快な風を肌に感じ、ルイフォンは顔をしかめる。
　もっとも、身なりに限っていえば、ルイフォンも負けず劣らずの正装だった。
　婚約指輪を作るために高級宝飾店に行ったときと、同...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>〈第五章あらすじ＆登場人物紹介〉 - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41628</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[＝＝＝第五章　あらすじ＝＝＝


＝＝＝『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画《プログラム》』＝＝＝

　主人公ルイフォンの姉セレイエによる、殺された息子ライシェンを蘇らせる計画。
　王の私設研究機関〈七つの大罪〉の技術で再生された『肉体』に、ルイフォンの中に封じたライシェンの『記憶』を入れることで『蘇生』が叶う。
　また、生き返った『ライシェン』が幸せな人生を送れるように、セレイエはふたつの未来を用意した。
　ひとつは、本来、ライシェンが歩むはずだった、父ヤンイェンのもとで王となる道。
　もうひとつは、愛情あふれる家庭で、優しい養父母のもとで平凡な子供として生きる道。
　セレイエは、弟であるルイフォンと、ヤンイェンの再従妹《はとこ》であるメイシアを『ライシェン』の幸せを託す相手として選び、ふたりを出逢わせた。

『di;vine+sin;fonia』という名称...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>５．封じられた時の音に－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41673</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　郊外にある、閑静な別荘地。エルファンは単独、車を走らせていた。
　人のまばらな道を奥へと進み、ぽつんと建てられた小さな屋敷の前で停車する。
　かつて、ここには〈悪魔〉の〈蠍《スコリピウス》〉の研究所があった。エルファンは、助けを求めてきた〈猫《フェレース》〉を――キリファを迎えに来た。
　今は、エルファンが設計した、〈ケル〉の家とそっくりな風景が広がっている。
〈スー〉の家だ。
「キリファ……、迎えに来たぞ」
　車から降り、エルファンは独《ひと》り言《ご》つ。
　前に来たのは、数ヶ月前の初夏のころ。ミンウェイの出生を明らかにすべく、〈七つの大罪〉のデータベースにアクセスする方法を模索していたルイフォンに、『〈蠍《スコリピウス》〉の研究所跡に連れて行ってくれ』と頼まれた。〈悪魔〉の機械《マシン》からなら、侵入《クラッキング》できるはずだから、と。
　てっきり廃墟となった研究所があるだけだと...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>５．封じられた時の音に－３ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41674</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「私の……涙!?　何を馬鹿な!?　この私が泣くわけがないだろう？　そもそも、何故、ルイフォンが生まれると、私が泣くのだ？」
　普段のエルファンなら、『いったい、なんの戯言《ざれごと》だ』と、冷笑して話を終わりにしただろう。
　しかし、相手は、あり得ないはずの再会を果たしたばかりのキリファだ。エルファンは困惑と苛立ちを綯《な》い交ぜにして、姿のない彼女を見つめる。
〔だって、あんた……、泣いたもの〕
「なんだと!?」
　極限まで、眉が上がった。
〔あたしだって、『冷酷無比な次期総帥』には、涙なんてないって、信じていたわよ！〕
　憤慨《逆ギレ》したような金切り声に、それまで動きを止めていた光の糸が激しくはためく。
〔でも、あのとき……、セレイエが初めて羽を出して死にかけたとき……、あんた、子供たちの枕元で、ぼろぼろと涙を流したのよ！〕
「なっ……！」
　そんなことがあっただろうか……？
　覚え...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>６．冥府の庇護者－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41675</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[〈ベロ〉に『手紙』を入力してから、小一時間後。
　ルイフォンの携帯端末に、エルファンからの連絡が入った。『メイシアを連れて、〈スー〉の家に来るように』とのことだ。なんでも、母が猛烈に会いたがっているらしい。
　言われなくても紹介《じまん》する気満々だったルイフォンが、なんの気なしに通話《それ》を伝えると、メイシアの顔が強張った。
「へ……？　緊張しているのか？」
「うん……。だって、キリファさんにしてみれば、目覚めたら、大事な息子が、どこの馬の骨とも知れない女と婚約しているんだもの。ご不快に思われるかもしれないでしょう？」
　貴族《シャトーア》の令嬢を相手に『どこの馬の骨』はないだろう。それを言うなら、むしろ、ルイフォンのほうだ。
　唖然《ぽかん》とする彼に、彼女は慌てたように付け加える。
「あ、あのね、勘違いしないでほしいの。会いたいと言ってくださるのは、凄く嬉しいの。私もずっと、お会い...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>６．冥府の庇護者－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41676</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「なっ……!?」
　ルイフォンは一瞬、呆然《ぽかん》として、それから、すぐに噛みつく。
「なんで、嫌なんだよ!?　〈ベロ〉たちと情報共有したなら、俺がどれほど困っているか、分かるはずだろ!?」
　椅子代わりのベッドを派手に軋《きし》ませ、立ち上がる。すると、〔あんたねぇ〕と、呆れたような溜め息が天井から落ちてきた。
〔だって、あたしは『〈スー〉』なのよ？　『〈天使〉のキリファ』じゃないの。今《こ》の姿で、前と同じように力を使える保証は、どこにもないでしょう？〕
「あ……」
　言われてみれば、その通りである。
〔やればできるかもしれないけど、試さないほうが賢明ね。肉体という枷がなくなった分、あたしは熱暴走とは無縁だろうけれど、逆に力が強すぎて、あんたがどうなるか分からないわ〕
「うぅ……」
　不明瞭な呻《うめ》きを上げ、ルイフォンはベッドに、どしんと腰を戻した。反動で隣のメイシアがよろけるが...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>６．冥府の庇護者－３ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41677</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[『四年前には、まだ〈ケルベロス〉は完成していなかったのか!?』

　思い切り叫んでから、ルイフォンは「いや、違う！」と、強く首を振った。
「完成は四年前だ。――セレイエの命が懸かっていた。母さんは、必ず間に合わせたはずだ」
　そうでなければ、セレイエを助けられなかったことを『失　ｂ敗』とは言わない。『計算が甘かった』ではなく、『間に合わなかった』と、後悔するはずだ。
　しかし、事実として、先ほどまで〈スー〉は寝ていた。
　そして、ルイフォンに『手紙』を遺し、目覚めを託したということは、生前のキリファは、この眠りを予期していた――ということになる。
「……つまり、セレイエの負荷を肩代わりすれば、〈ケルベロス〉は力尽きて眠りにつくことが分かっていた――とか？　あれ？　けど、寝ていたのは〈スー〉だけで、〈ケル〉と〈ベロ〉は起きていたよな。なら、やっぱり、四年前には、まだ……？」
　混乱する頭を鎮...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>７．天秤の愛に告ぐ祈りを－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41678</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「おい……、メイシア……？」
　閉ざされた扉に向かって、ルイフォンは呆然と呼びかけた。
　母とふたりきりで話したほうがいい、とメイシアは言ったが、必要なことは全部、訊いたはずだ。
　積もる話があるだろうとの配慮かもしれないが、〈スー〉となった母は、〈ケル〉や〈ベロ〉と情報共有をしている。ともすれば、重要なこと以外に頭の資源《リソース》を割くのはもったいないとするルイフォン本人以上に、今までのことを鮮明に識《し》っているのだ。すっかり忘れた話を、今更のように持ち出されでもしたら……ぞっとする。
　最愛のメイシアに、わずかながらも恨めしい気持ちを抱《いだ》いたとき、ルイフォンは、はたと気づいた。
　――いや。話すべきことがあった。
　自らの素晴らしい閃きに、ぱっと目を輝かせる。
　――メイシアが如何《いか》に素晴らしい伴侶《パートナー》であるか、紹介《じまん》しはぐっていた！
　椅子代わりのベ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>７．天秤の愛に告ぐ祈りを－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41679</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　キリファが、しんみりしていたのは、長いような短いような時間だった。
〔ああ、すっきりした！〕
　そんな声と共に、肌をそよぐ風が変わる。瞼《まぶた》越しに伝わる光までが強くなったように感じられ、ベッドに寝転んでいたルイフォンは薄目を開けた。
　長年の憂いを吐き出したからだろう。頭上に広がる白金の糸が、ご機嫌に煌めいていた。
　今泣いた烏がもう笑う。母親のくせに、まるきり子供だ。
　うっかり漏らしかけた苦笑を懸命に飲み込んでいると、キリファが切り出す。
〔それじゃ、あと、もうひとつ――〕
「まだあるのかよ？」
〔あんたじゃないわ〕
　そろそろメイシアが心配しているのではないかと、顔をしかめたルイフォンに、キリファは鋭い声を返した。
　そして……。
〔ライシェン！〕
「！」
〔出てらっしゃい。あんたに言っておきたいことがあるの〕
　虚を衝《つ》かれた。
　しかし、当然と言えば、当然かもしれない...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>幕間　星空の絆－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41680</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　俺とルイフォンの関係は、説明するのが難しい。
　父上と奴が異母兄弟だから、奴は『年下の叔父』。
　だが、そんな複雑な言葉よりも、奴は俺の弟分で、相棒――それで充分。
　――そう思っていた。


「……は？　もう一度、言ってくれないか？」
　目の前でグラスを傾けるルイフォンに、俺は聞き返した。夕食のあと、奴は酒瓶を片手に、ふらりと俺の部屋に現れたのだ。
「だから、俺とリュイセンって、実は異母兄弟なんだってさ」
　奴はテーブルに肘をつき、ふてぶてしいほどの余裕の顔で、にやりと口の端を上げる。琥珀色のグラスの中で、俺の気を知らない氷が、からんと相槌を打った。
「なんっ……」
　俺は奴の顔を凝視する。
　癖の強い前髪と、楽しげに細められた特徴的な猫の目。
　鷹刀の血族そのものの俺とは、似ても似つかぬ造作《パーツ》。だが、顔全体の雰囲気からは、どことなく血の繋がりが感じられる。
「俺とお前が異母兄...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>幕間　星空の絆－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41681</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　アイリーに感謝を伝え、俺は電話を切った。
　遠い王宮で暮らしていても、彼女はすぐ傍《そば》にいる。俺は胸が熱くなるのを感じながら、愛刀を手に、軽い足取りで庭に出た。
　夜の鍛錬であって、夜の鍛錬ではない。
　素振りの音を立てれば、気配に疎いルイフォンでも、外にいる俺に気づいて出てくると思ったのだ。
　勿論、直接、奴の部屋を尋ねればいいのは分かっている。けど、メイシアとの時間を邪魔したくはない。だから、ルイフォンが来ないようなら、俺は、そのまま鍛錬を続ければいい。
「……けど。必ず来る」
　奴には、ちゃんと分かるはずだ。
　話をしたいと、会いにきたのだと。


　紺碧の夜は、ほんの少しだけ肌寒かった。
　秋らしく澄んだ空には無数の星々が煌めき、じっと見上げていると深い懐《ふところ》に呑み込まれそうになる。
　俺は、ちっぽけだな――なんて思う。
　ルイフォンならきっと、『細かいことは気にしな...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>７．約束の輪環－３ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41626</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　ひとつに重なった、ふたりの影。
　流れる風には靡《なび》かぬ影法師《それ》を、蒼天を旅する太陽が、わずかに動かす。
　ほんのかすかな、角度の変化。けれど、ふたりを見守っていたスイルエには充分な時間だったのだろう。
　彼女は、ぽつりと呟いた。
「どうして、ふたりが離れ離れにならないといけないの……？」
　純粋で、素朴な疑問――そんな語調だった。
　だが、次の瞬間。
　その声は、甲高い悲鳴へと変化する。
「やめて！　大切な人がいなくなるのは、駄目！」
　はっと振り返ったルイフォンとメイシアは、スイルエの顔が見る間に蒼白になっていくのを目撃した。
「……あ。私……知っているわ。……ちゃんと、教えてもらったんだわ……」
　よろけるようにテーブルに手を付き、そのはずみで、彼女は握りしめていた帽子を取り落とす。
「そうよ、ハオリュウ……。ハオリュウを助けに行くんでしょう!?」
「お継母《かあ》様!?...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>７．約束の輪環－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41625</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　メイシアの戸籍を復活させ、裁判への準備が整ってからの数日間、ふたりで相談して思い出をたくさん作った。
　だが、最後の日の過ごし方だけは自分に任せてほしいと、ルイフォンはメイシアに頼み込んだ。
　そして。
　その日は訪れた。


　高く晴れ渡った青空に、真っ白な雲が流れていく。
　心地の良い秋風を身にまとい、ルイフォンは軽快にバイクを走らせる。
　タンデムシートには、最愛のメイシア。
　自然に回された腕が、彼の胸を優しく包み、柔らかな感触が背中を覆う。
　彼女は体を預けながらも、決して寄りかかっているわけではなく。彼の動きを信じて身を任せ、カーブに差し掛かれば、共に体を傾ける。
　――これが、俺たち『ふたり』だ。
　全身に感じるメイシアのぬくもりを、ルイフォンは心に刻む。
　居候中の草薙家を出てから、小一時間ほど。だいぶ陽が高くなり、周囲の景色も開けてきた。
　遠くには、連なる山々。前に来...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>７．約束の輪環－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41624</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　爽やかな、秋の日和の草薙家。
　いつもであれば、すっかり草薙家《この家》の家事担当に納まったメイシアが、真っ白に乾いた洗濯物を取り込むべく、庭で風と戯れる午後。……しかし、今日はシャンリーが替わっていた。
　メイシアは今、客間《居候部屋》にて、ルイフォンと額を寄せ合っている。
　ハオリュウが逮捕されてすぐ、彼女は『異母弟《おとうと》の冤罪を晴らすために、王宮で釈明をする機会を与えてほしい』という趣旨の書状を送った。
　その返信が届いたのだ。
　流麗な筆致で綴られた、慇懃かつ無礼な文面は、要約すると、およそ次の通りだった。

　藤咲ハオリュウ氏の裁判の日程が決定した。
　貴女には、彼の無実を証明する証人として、是非、王宮に赴いていただきたい。
　ただし、貴女が本物の藤咲メイシア嬢であるという保証はどこにもない。そこで、こちらの指定する人物を身元保証人として同行させるように。
『鷹刀セレイエ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>３．庭園迷路の囚人－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟　（先行公開版）</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/134/section/41612</link>
      <pubDate>Fri, 14 Aug 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「カイウォル殿下が必要とされているのは、私の異母姉《あね》ではなく、〈神の御子〉です。異母姉《あね》のことは、お捨て置きください」
　ハオリュウは、単刀直入に『〈神の御子〉』と切り出した。
　迷路の入口はハオリュウの逮捕でも、出口は〈神の御子〉なのだ。回りくどく話を進めている間に、『多忙な』カイウォルに逃げられぬよう、一気に核心に迫る。
「君の気持ちは分かりますが、『ライシェン』は、鷹刀一族に奪われたのですよ。君の姉君の恋人、鷹刀ルイフォンの属する、鷹刀一族に。――ならば、メイシア嬢は無関係とは言えません。王宮に出向いて、しかるべき態度を示すべきでしょう」
　傲慢な王族《フェイラ》そのもののカイウォルの弁に、ハオリュウは気色ばんだ。
「お言葉ですが、殿下。『ライシェン』は、『あなたの部下』であり、王族《フェイラ》直属の研究組織〈七つの大罪〉の研究員である、〈蝿《ムスカ》〉という男の監視下に...]]></content:encoded>
    </item>
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