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    <title>数に非《あら》ざるもの</title>
    <link>https://NaN.kashi-hondana.com</link>
    <description>数に非《あら》ざるもの・小説更新情報</description>
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    <copyright>Copyright ©2026 月ノ瀬　静流.</copyright>
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    <item>
      <title>７．約束の輪環－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39122</link>
      <pubDate>Fri, 07 Aug 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　メイシアの戸籍を復活させ、裁判への準備が整ってからの数日間、ふたりで相談して思い出をたくさん作った。
　だが、最後の日の過ごし方だけは自分に任せてほしいと、ルイフォンはメイシアに頼み込んだ。
　そして。
　その日は訪れた。


　高く晴れ渡った青空に、真っ白な雲が流れていく。
　心地の良い秋風を身にまとい、ルイフォンは軽快にバイクを走らせる。
　タンデムシートには、最愛のメイシア。
　自然に回された腕が、彼の胸を優しく包み、柔らかな感触が背中を覆う。
　彼女は体を預けながらも、決して寄りかかっているわけではなく。彼の動きを信じて身を任せ、カーブに差し掛かれば、共に体を傾ける。
　――これが、俺たち『ふたり』だ。
　全身に感じるメイシアのぬくもりを、ルイフォンは心に刻む。
　居候中の草薙家を出てから、小一時間ほど。だいぶ陽が高くなり、周囲の景色も開けてきた。
　遠くには、連なる山々。前に来...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>７．約束の輪環－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39121</link>
      <pubDate>Fri, 31 Jul 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　爽やかな、秋の日和の草薙家。
　いつもであれば、すっかり草薙家《この家》の家事担当に納まったメイシアが、真っ白に乾いた洗濯物を取り込むべく、庭で風と戯れる午後。……しかし、今日はシャンリーが替わっていた。
　メイシアは今、客間《居候部屋》にて、ルイフォンと額を寄せ合っている。
　ハオリュウが逮捕されてすぐ、彼女は『異母弟《おとうと》の冤罪を晴らすために、王宮で釈明をする機会を与えてほしい』という趣旨の書状を送った。
　その返信が届いたのだ。
　流麗な筆致で綴られた、慇懃かつ無礼な文面は、要約すると、およそ次の通りだった。

　藤咲ハオリュウ氏の裁判の日程が決定した。
　貴女には、彼の無実を証明する証人として、是非、王宮に赴いていただきたい。
　ただし、貴女が本物の藤咲メイシア嬢であるという保証はどこにもない。そこで、こちらの指定する人物を身元保証人として同行させるように。
『鷹刀セレイエ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>６．絹布の織りなす道－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39120</link>
      <pubDate>Fri, 24 Jul 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「……え？　今、なんて……？」
　青灰色の瞳を瞬《しばた》かせ、女王は聞き返した。
「『この私と、手を組みませんか？』と申し上げました。『あなたの思いと私の願いには、通じるものがあると思いますよ』――と」
　誘《いざな》うように女王の顔を覗き込み、ハオリュウは穏やかな口調で続ける。
「陛下は『最後の王』となり、いずれは、ただの一市民としてリュイセンさんと添い遂げたいのでしょう？」
「え……、ええ……」
「そのとき、今の身分制度を継続するおつもりですか？　王政を廃したあとの政《まつりごと》は、王族《フェイラ》や貴族《シャトーア》といった特権階級からなる議会に委ねるのでしょうか？」
「え……っと……？」
「違いますよね？　王がいないのに王族《フェイラ》など可笑《おか》しいですし、王の臣下である貴族《シャトーア》もまた然《しか》り。身分制度は廃止すべきでしょう」
「あ…………」
　不可思議な笑み...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>６．絹布の織りなす道－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39119</link>
      <pubDate>Fri, 17 Jul 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　音声通話は、どうしてもセキュリティが甘くなる。そのため、話が一段落したところで、ハオリュウたちは通話を切った。伝えきれなかった報告は、先ほどハオリュウが言った通り、あとでゆっくり書面《メッセージ》で送る手はずだ。
　女王は気前よく、『今度は明日の午後、摂政《お兄様》が外に出掛けるから、そのときまで携帯端末を貸してあげるわ！』と言ってくれた。摂政の不在を狙って、またこの部屋を訪れるから、と。
　ただし、『リュイセンとの遣《や》り取りの履歴は、絶対に見ないように！』と、念を押された。
　そんな野暮をするものかと、反射的にむっとしたものの、恥じらうように頬を染める彼女を前に毒気を抜かれた。ハオリュウとしては、不可思議な組み合わせとしか思えないのだが、どうやら、とても仲良くやっているようだ。
　それはさておき――。
　ハオリュウは、借りた携帯端末を丁重にテーブルの端に置く。
　女王に話があるのだ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>５．白蓮の来訪－４ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39118</link>
      <pubDate>Fri, 10 Jul 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[『父と異母姉《あね》の殺害』の容疑で囚われたハオリュウが、軟禁という名の滞在を余儀なくされている王宮の一室。
　罪人《ハオリュウ》の見張りやら、お付きの侍従やらを華麗に退け、部屋に乗り込んできた女王は、慣れた手つきで携帯端末に指を走らせる。
　そして、狼狽するハオリュウに、問答無用で手渡した。


　呼び出し音が一回《ワンコール》――鳴るかならないかのうちに、端末の小さな画面が、荒い映像に切り替わった。
『ハオリュウ！』
　高い叫びが、耳朶を打つ。
　雑音《ノイズ》をまといながらも、まっすぐに届いた響きを抱きとめ、ハオリュウの心が震えた。
「クーティエ……」
　彼女の背後には、ルイフォンと異母姉《メイシア》の姿も見えた。
　どうやら、あらかじめ話をつけてあったらしい。異母姉《あね》たちが居候をしている草薙家の客間で、彼らは回線が開くのを待ち構えていたのだろう。
『ハオリュウ、大丈夫!?』
...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>５．白蓮の来訪－３ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39117</link>
      <pubDate>Fri, 03 Jul 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[『クーティエ！　ちょっと落ち着いて！』
　悲鳴のような声に続き、モニタ画面に女王の顔が大写しになった。
　クーティエの様子に慌てた女王が、それまでスタンドに置いていた携帯端末を手に取り、ぐっと詰め寄ったらしい。
　綺羅の美貌が、局所的な拡大図となった。顔の部位《パーツ》の絶妙な形状も配置も台無しだ。焦点《ピント》の自動調整が追いつかず、先天性白皮症《アルビノ》の白く美しい肌の色合いだけが送られてくる。
「……」
『落ち着いて』と言っている女王のほうこそ、落ち着くべきではないだろうか。
　あんまりな映像に、クーティエは滲みかけていた涙を忘れた。
『よく聞いて！　これは、お兄様の陰謀なのよ！』
　今度は、大音量の興奮が音割れを起こす。
『正直に言うとね、藤咲の当主から婚約の申し出があったと聞いたときには、『クーティエっていう女性《ひと》がいるのに、何を考えているのよ!?』って思ったわ！　藤咲の...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>５．白蓮の来訪－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39116</link>
      <pubDate>Fri, 26 Jun 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　時は、アイリーがハオリュウの部屋に押しかけていった時点より、半日ほど前。
　ハオリュウとカイウォルが対面した日の夜のこと――。


　夕食を終えたクーティエは、寝間着にも着替えず、そのまま自室のベッドに寝転がった。
　別に、眠いわけではない。
　ハオリュウが囚われているというのに、眠れるわけがない。
　昨日の晩だって、まともに眠れなかった。……その代わりに、授業中、うつらうつらして教師《せんせい》に怒られてしまったのだけど。
　ただ、とても疲れていた。
　クーティエは何もしていないのに。……何も、できないのに。
　彼女にできたのは、ハオリュウの異母姉《あね》であるメイシアが、王宮に送るための書状をしたためるのを、そばで見守ることだけだった。
　書状の中身は、こんな内容だった。

『渓谷の事故』は真実で、メイシアは自分の意思で身を投げた。だから、異母弟《ハオリュウ》の『父と異母姉《あね》の...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>５．白蓮の来訪－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39115</link>
      <pubDate>Fri, 19 Jun 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　ハオリュウが王宮に軟禁されてから、三日目。
　カイウォルが、ハオリュウの部屋を訪れた翌日のことである。


　――どう考えても、下手を打った気がする……。
　窓辺から庭園迷路を見下ろし、ハオリュウは渋面を作った。
　カイウォルの目的が『セレイエの身柄』だと気づいていれば、もっと別の話の道筋を考えた。迷路の出口なら、他にも幾つだって作れたのだ。
　……だが。
　今となっては後の祭りだ。
「糞っ」
　張り詰められた絹糸の如く。ぎらりと冷たい、怒りを発する。
　カイウォルは、異母姉《あね》にこう言うつもりだろう。					
『父と異母姉《あね》の殺害』という、異母弟《ハオリュウ》の容疑を晴らしたければ、セレイエを連れてくるように――と。
　しかし、セレイエは既に亡くなっている。
　昨日、あの場で、『セレイエの死』を告げていればよかったのだろうか？　あのタイミングでは、カイウォルは信じるまいと、...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>４．虚々実々の嵐－４ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39114</link>
      <pubDate>Fri, 12 Jun 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　ハオリュウの頭は、真っ白になった。
　何も言葉は浮かばず、ただ冷や汗だけが流れ落ちる。
「何も答えなくて、結構ですよ」
　笑みを含んだ声色で、カイウォルが告げた。
「!?」
「君が『肯定するわけにはいかない』ことくらい、承知しています。肯定すれば、何故、知っているのかを、私に問い詰められることになりますからね。そして、鷹刀一族が『ライシェン』と繋がりがあることを『証言』せざるを得なくなるでしょう」
　優位に立つ者の顔で、ゆるりと腕を組み、カイウォルは雅やかに嗤う。
「鷹刀一族と懇意にしている君にとって、それは絶対に忌避すべき事態です。だから、君は何を訊かれても、口を閉ざすしかありません。――ならば、知っているか否かを問うのは愚問《ナンセンス》というものです」
「……っ」
　カイウォルの思惑は、どこにあるのか。
　皆目見当がつかない。
　握りしめた掌に、じわりと汗が滲む。
「私は、君を追い...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>４．虚々実々の嵐－３ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39113</link>
      <pubDate>Fri, 05 Jun 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「まず、ライシェンの母親は、先ほども言った通り、鷹刀セレイエです。彼女は神殿の神官でした。より正確に言えば、『神官』という表向きの身分を与えられた、〈七つの大罪〉の〈悪魔〉のひとり、です」
　それから、カイウォルは口の端を上げ、冷ややかに付け加える。
「別に答えなくて構いませんが、鷹刀一族と懇意にしている君なら、『神殿が、王の私設研究機関である〈七つの大罪〉の、隠れ蓑になっている』ことくらい、ご存知なのでしょう？」
　こともなげに極秘事項《トップシークレット》を明かすのは、互いに知らぬふりでは話を進めにくい、ということなのだろう。
　対して、ハオリュウは無言で聞き流す。
　義兄《ルイフォン》ではないが、情報を制する者が勝つのだ。よって無表情《ポーカーフェイス》を決め込むとする。――が、それでは、カイウォルは面白くなかったらしい。不満げに顔をしかめた。
「そして、ライシェンの父親は、神官長の...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>４．虚々実々の嵐－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39112</link>
      <pubDate>Fri, 29 May 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「君が……、アイリーの婚約者に……？」
　驚愕のあまり、カイウォルの語尾が跳ね上がる。
『女王の婚約者』の件は、ハオリュウは端《はな》から乗り気でなかった上に、一度は断ったのだ。それを再び蒸し返したのだから、当然の反応といえよう。
　ハオリュウは、内心でほくそ笑む。
　不自然な話の運びにならぬよう、回り道を重ねた甲斐があったようだ。異母姉《あね》を守るための『苦肉の策』なのだと、カイウォルは受け止めている。
　よもや、『初めから、婚約者《それ》を申し出ることが狙いであった』とは思うまい――。
「どうか、ご検討を」
　従順な臣下らしく頭《こうべ》を垂れ、ハオリュウは硬い声で告げた。


『父と異母姉《あね》の殺害』という罪状を突きつけてきたからには、カイウォルが異母姉《あね》を巻き込むつもりであることは明白だった。故に、逮捕直後から、ハオリュウは異母姉《あね》の名誉を守るための計略を練ってい...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>４．虚々実々の嵐－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39111</link>
      <pubDate>Fri, 22 May 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「王妃様が……窓から……飛び降りた……？」
　ハオリュウは耳を疑った。
　どうして、こんな話になった？
　自分は、いったい何を聞かされている？
　ハオリュウはただ、『ライシェン』を取り戻そうとするカイウォルが、卑劣にも異母姉《あね》を巻き込もうとするから、阻止しようとしていただけだ。死んだことになっている異母姉《あね》が王宮に姿を現せば、彼女は『外道のあばずれ』として白眼視されることになってしまうから。

　断じて、秘められた王族《フェイラ》の過去を暴《あば》くことなど、望んでいない。

「〈神の御子〉を産んだからといって、それが女子では、国民の期待に応えたことにはならない――母が、そう感じているのは明らかでした。実際、市井の遺憾の声は、私の耳にも届きましたからね」
　平坦に始まった口調は、言葉を重ねるに連れ、吐き捨てるような憎しみに揺れた。
　カイウォル自身、怒りに流されそうな自分に気づ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>３．庭園迷路の囚人－３ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39110</link>
      <pubDate>Fri, 15 May 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[『『ライシェン』を取り戻したとしても、その『中身』が無垢な赤子である保証は、どこにもございません』
『もしも、『ライシェン』の肉体に、〈蝿《ムスカ》〉の記憶が書き込まれれば、いずれ〈蝿《ムスカ》〉が、この国の王として君臨することになります』

　ハオリュウの言葉に、カイウォルの美貌は凍りつく。
　しかし、次の瞬間には、少なくとも表面上は平静を取り戻した。香《こう》の匂いを撒き散らしながら、雅やかに首を振る。
「『ライシェン』の中身が、〈蝿《ムスカ》〉になって戻ってくる――ですか？　それは、あり得ませんね」
「どうして、そう言い切れるのですか？」
　当然のように問い返してきたハオリュウに、カイウォルは渋面を作る。
「『ライシェン』は、鷹刀セレイエの『殺された息子』の肉体《クローン》です。息子を蘇らせるために作った、大切な肉体に、〈蝿《ムスカ》〉の記憶が書き込まれることを、彼女が許すはずがない...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>３．庭園迷路の囚人－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39109</link>
      <pubDate>Fri, 08 May 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「カイウォル殿下が必要とされているのは、私の異母姉《あね》ではなく、〈神の御子〉です。異母姉《あね》のことは、お捨て置きください」
　ハオリュウは、単刀直入に『〈神の御子〉』と切り出した。
　迷路の入口はハオリュウの逮捕でも、出口は〈神の御子〉なのだ。回りくどく話を進めている間に、『多忙な』カイウォルに逃げられぬよう、一気に核心に迫る。
「君の気持ちは分かりますが、『ライシェン』は、鷹刀一族に奪われたのですよ。君の姉君の恋人、鷹刀ルイフォンの属する、鷹刀一族に。――ならば、メイシア嬢は無関係とは言えません。王宮に出向いて、しかるべき態度を示すべきでしょう」
　傲慢な王族《フェイラ》そのもののカイウォルの弁に、ハオリュウは気色ばんだ。
「お言葉ですが、殿下。『ライシェン』は、『あなたの部下』であり、王族《フェイラ》直属の研究組織〈七つの大罪〉の研究員である、〈蝿《ムスカ》〉という男の監視下に...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>３．庭園迷路の囚人－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39108</link>
      <pubDate>Fri, 01 May 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　燦然と輝く、白亜の王宮。
　その上階の窓辺に、ハオリュウは佇《たたず》む。
　眼下には、美しく刈り込まれた生け垣による、壮麗な庭園迷路が広がっていた。
　濃い緑の色合いに、どのような植物を用いているのか、この高さからでは判別できない。しかし、芸術的なまでに無機質に、正確無比な幾何学模様を描くのであれば、樹木に名など要らぬであろう。
　蝉の歌声の止《や》み間に、蟋蟀《キリギリス》の間奏の流れる、この時節。花を咲かせる樹は意外に少ないという。故に、この庭園の設計者は、季節を問わず、常に変わらぬ王威を演出すべく、花を魅せるよりも、技工を凝らすことを選んだらしい。
　もっとも、四季折々で表情を変える藤咲家の庭では、開花時期の長い百日紅《サルスベリ》の花が、今も季節の移ろいを優しく見守っているのであるが。
　――迷路と呼ぶほどの複雑さもないな。
　ハオリュウは、冷ややかに目を眇《すが》めた。
　こ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>２．渦紋の謀略－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39107</link>
      <pubDate>Fri, 24 Apr 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　皆が沈黙する中、メイシアの声が響く。
「そもそも、ハオリュウの罪状が『父と異母姉《わたし》の殺害』というのが、おかしいんです。ハオリュウに罪を着せたいのなら、『異母姉《わたし》と共謀して、父を殺した』にすべきでした」
「どういうこと……？」
　母親《シャンリー》の胸で泣いていたクーティエが顔を上げた。
　どうやら、摂政の目的が『ハオリュウを亡き者にすること』ではないと、半信半疑ながらも、信じるほうに賭けてみることにしたらしい。かすれた声ではあるものの、目つきが変わっていた。
　ルイフォンは口の端を上げ、「つまりさ」と、メイシアの言に続ける。
「メイシアは、ハオリュウに殺された『被害者』ってことになっているから、無罪を証言できる立場にある。これが、父親の殺害の片棒を担いだ『共犯者』にされちまっていたら、そうはいかなかった。共犯者の証言なんて、なんの信用《いみ》もないからな」
「あ……！　そ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>２．渦紋の謀略－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39106</link>
      <pubDate>Fri, 17 Apr 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　ハオリュウは、メイシアを『死者』にした。
　それは、貴族《シャトーア》であった異母姉《あね》を、平民《バイスア》のルイフォンのもとへ送り出すため。
　そしてまた、父――〈蝿《ムスカ》〉によって、厳月家前当主の〈影〉にされてしまい、ルイフォンが毒刃で命を奪うしかなかった、藤咲家前当主――の死因を偽るために。
　ハオリュウは、架空の事故を作り上げた。
　曰く。

　メイシアには平民《バイスア》の恋人がいた。だが、厳月家の三男との縁談が持ち上がり、無理やり別れさせられてしまう。
　ふさぎ込む彼女を元気づけようと、藤咲家は家族旅行を計画した。
　しかし、その旅先でメイシアは渓谷に身を投げ、行方不明に。助けようとした父親は滑落死、異母弟《おとうと》ハオリュウは足に一生残る大怪我を負い、あまりにも悲惨な現実に、母親は心を失ってしまった。

「――というのが、ハオリュウのでっちあげた嘘八百《公式発表》...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>１．月夜の朗報－２ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39105</link>
      <pubDate>Fri, 10 Apr 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「リュイセンが『最後の総帥』になるから、女王は『最後の王』になれ――ってさ。無茶苦茶だよな」
　兄貴分との通信内容をメイシアに語り終え、ルイフォンは、そんな感想で締めくくった。口調は苦笑混じりでありながら、彼の顔は上機嫌に緩んでいる。
　イーレオが鷹刀一族の解散を考えていることは、最近、聞いた話だ。一族を抜けたルイフォンには、本来、秘密にされるべき事柄《ことがら》なのだが、『対等な協力者』として、特別に明かされたのだ。
　リュイセンの心の内では、もうずっと前から『最後の総帥』になる覚悟を決めていたらしい。だからといって、それを女王にも勧めるなんて、いくらなんでも話が飛躍しすぎだろう。
　……ついでにいえば、鷹刀一族の重要機密である『最後の総帥』の話を、あっさり女王《部外者》に明かした点は、いただけない。携帯端末という情報の宝庫を、何も考えずに彼女にあげてしまった件も併せて、兄貴分は情報管理...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>１．月夜の朗報－１ - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39104</link>
      <pubDate>Fri, 03 Apr 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　軒に吊るした風鈴が、ちりん、と月夜に揺れる。
　まだまだ日中は暑いものの、暦の上では、もうすぐ秋だ。夜ともなれば、かなり過ごしやすい。そのせいだろうか。涼やかな音色は、どことなく物寂しげにも聞こえた。
　ルイフォンは、そんなことを思い、それから、柄《ガラ》でもねぇやと苦笑する。
　いつもの通りに、メイシアは夕食後の片付けを手伝っていて、ひと足先に客間《居候部屋》に戻ってきた彼は、あちらこちらの情報を集めつつ、〈スー〉のプログラムの解析をしている。草薙家《この家》に厄介になり始めたのは、夏の盛りのころであったから、こんな生活をかれこれ二ヶ月近く続けていることになる。
　変わらない毎日。……けれど、季節が移り変わっていくように、自分も周りも、確実に変化している――と、思う。
　実際、ミンウェイとシュアンは、この夏に、運命を拓く選択をした。
　そして、ルイフォンだって……。
　回転椅子の背もた...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>〈第四章あらすじ＆登場人物紹介〉 - di;vine+sin;fonia　～デヴァイン・シンフォニア～　　第三部　海誓山盟</title>
      <link>https://NaN.kashi-hondana.com/author/page/614/section/39103</link>
      <pubDate>Fri, 27 Mar 2026 20:00:00 +0900</pubDate>
      <description>「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」

桜降る、とある春の日。
凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。
彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。


凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー（ハッカー）ルイフォン。
そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。

やがて、彼は知ることになる。
天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia　デヴァイン・シンフォニア計画（プログラム）』によって仕組まれたものであると。

出逢いと信頼、裏切りと決断。
『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ。


近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる、仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。</description>
      <content:encoded><![CDATA[＝＝＝第四章　あらすじ＝＝＝

　暑い夏の盛り。ミンウェイをシュアンのもとに送り出し、ルイフォンとメイシアは草薙家に行ったまま。物寂しくなった鷹刀一族の屋敷で、リュイセンは次期総帥として業務に追われていた。
　ある日、怪しげな黒づくめの女が訪ねてきた。その正体は、女王アイリー。素性を隠すのと、先天性白皮症《アルビノ》の肌を守るための変装だった。
　アイリーは、義姉となったセレイエの死を確かめに来たという。どうやら彼女は、摂政である兄カイウォルからも、婚約者で異母兄であるヤンイェンからも、情報を制限されていたらしい。鷹刀一族はアイリーとは懇意にすべきだと判断し、リュイセンが『デヴァイン・シンフォニア計画《プログラム》』について語ることになった。

　セレイエから家族の話を聞いていたというアイリーは、初対面にも関わらずリュイセンに対して親しげで、先天性白皮症《アルビノ》の弱視もあって妙に距離が...]]></content:encoded>
    </item>
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